※この記事はwebライター「我ナハ タカヒロ」が作成したサンプル記事です。
フリーレント物件ってなに?
フリーレント物件ってホントにお得?
フリーレント物件はあやしい・・・何か注意点がある?
物件探しをしている方なら「フリーレント付き、1ヶ月無料!」という表記を見たことがあるのではないでしょうか?
何かお得な印象がありますが、実際はどうなのかよくわからないですよね。
この記事では「フリーレント物件に興味があるけど、よくわからない」という方に向けて、
webライターとして、
賃貸関係の記事を30本以上書いてきた我ナハが、
フリーレント物件について、下記のことを伝えします。
・フリーレント物件とは?
・なぜフリーレント物件があるのか
・フリーレント物件の探し方
・フリーレント物件のメリット
・フリーレント物件のデメリット
・フリーレント物件を選ぶ際の注意点
・賃貸の初期費用を安く抑える方法
この記事を読むことで、物件探しの費用を抑えて、余裕をもって新生活をはじめられるようになります。
ぜひ最後までご覧ください!
フリーレントとは?
フリーレントとは「一定期間の家賃が無料になる」契約形態のことです。
契約後に支払う家賃がなくなるので、初期費用の負担を大幅に減らせます。
1か月の家賃が無料になるのが一般的ですが、物件によって3か月~半年と期間はさまざまです。
事務所やテナントなどの賃貸では昔からあった契約形態ですが、近年は一般的な賃貸でもフリーレント付きの物件が増えてきています。
なぜフリーレント物件がある?大家側の3つメリット
「一定期間の家賃が無料になる」というフリーレント物件はなぜ存在するのでしょうか?
一見すると大家側の負担が大きそうなですが、フリーレント物件は大家側にもメリットがあります。
ここでは、フリーレント物件が生まれる理由となる大家側のメリットについて、下記の3つを解説します。
・空室対策になる
・家賃の値下げよりハードルが低い
・物件の資産価値が下がらない
大家のメリット1.空室対策になる
下記のような物件にフリーレントを付けることで空室対策になります。
・繁忙期を過ぎても空室の物件
・空室の期間が長く続いている物件
フリーレント期間を付けることで、同じエリアの似たような間取りや家賃の物件に対して、競争力が高くなります。
フリーレント期間の収入がなくても、その後に長く住んでもらえれば、大家としても十分な収入が見込めます。
大家側のメリット2.家賃の値下げよりハードルが低い
空室対策として「家賃を下げる」という方法も有効ですが、下記のようなデメリットもあります。
・すでに住んでいる入居者からも家賃値下げの要求が来る可能性
・予定していた収入が得られなくなる
フリーレントを付けることは上記のようなデメリットがないので、大家側としても実行に移すハードルが低いのです。
大家側のメリット3.物件の資産価値が下がらない
大家が投資目的で運営している物件であれば、フリーレントを付けることで「物件の資産価値が下がらない」というメリットがあります。
物件の価値の指標として一般的な「表面利回り」は年間の家賃収入を元に算出されています。
よって、
「家賃が下がる=表面利回りの数値も下がる」ということになってしまうのです。
フリーレントを付けることでで、物件の資産価値を下げずに、物件の競争力を上げられます。
フリーレント物件の探し方
フリーレント物件の探し方は大きく分けて下記の2つがあります。
・不動産情報ポータルサイトで探す
・不動産会社を訪れて探す
オススメなのが、
「不動産情報ポータルサイトで探してから、不動産会社を訪れる」
という方法です。
最初に不動産会社を訪れた場合、その不動産会社が持っている限られた物件の中からさらにフリーレント物件を探すことになります。
情報ポータルサイトで探す場合、不動産会社を訪れる手間と時間を省略できるだけでなく、さまざまな不動産会社が載せている多くの最新物件からフリーレント物件を探せます。
不動産ポータルサイトで探すときは「フリーレント付き」で絞り込んで検索でき、ほかの自分の希望条件でも絞り込めるので大変効率的です。
不動産情報ポータルサイトで気になる物件をいくつかピックアップしてから、不動産会社を訪れ、内見を行いましょう。
フリーレント物件のメリット
ここでは、フリーレント物件を選ぶメリットを下記のとおり3つお伝えします。
・賃貸の初期費用を抑えられる
・二重家賃が発生しにくい
・引っ越し作業に余裕ができる
メリット1.賃貸の初期費用を抑えられる
一定期間の家賃を払わなくていいので、賃貸の初期費用を大幅に抑えられます。
賃貸の初期費用とは、賃貸物件を契約するときに必要になるお金の総称です。
相場は家賃の4-5か月分。
たとえば、家賃が8万円の物件であれば、賃貸の初期費用は40万円前後かかることになります。
フリーレント物件を選べば、フリーレント期間の分だけ、賃貸の初期費用を抑えられます。
↓賃貸の初期費用とは?「内訳」や「相場」「安く抑える方法」はコチラ
メリット2.二重家賃が発生しにくい
二重家賃が発生しにくいのも、フリーレント物件を選ぶメリットです。
二重家賃とは、現在住んでいる物件の家賃を払いながら、新居の家賃も払っている状態です。
フリーレント期間の間に、現在住んでいる賃貸物件の契約が終了すれば、両方の物件の家賃を支払う期間が発生しません。
メリット3.引っ越し作業に余裕ができる
フリーレントの期間を利用して、余裕をもって引っ越しの作業を進められます。
下記のような方法で引っ越しの費用も抑えやすいので、お金の面でも余裕ができます。
・安い時期に引っ越し業者に依頼できる
・安い引っ越しプランを利用しやすい
・時間をかけて自分たちで荷物を運べる
フリーレント物件のデメリット
お得やメリットの多い印象のあるフリーレント物件ですが、デメリットとなる点もあります。
ここでは、フリーレント物件のデメリットを下記のとおりお伝えします。
・相場より家賃が高い可能性がある
・人気のない物件の可能性がある
・一定期間は住まないといけない
デメリット1.相場より家賃が高い可能性がある
フリーレント物件は、相場よりも家賃が高く設定されていることがあります。
フリーレント期間の家賃が無料になっても、住み続けるとトータルの費用が割高になる可能性があるので注意が必要です。
フリーレント物件を選ぶ際は、住みたいエリアの同じような間取りや築年数の物件の家賃相場を把握しておきましょう。
デメリット2.人気のない物件の可能性がある
フリーレントは空室対策として行われるものなので、人気のない物件の可能性があります。
・最寄り駅から遠い
・築年数が古い
などのわかりやすい理由もありますが、
下記のように、ネット上の物件情報では気付きにくいものもあります。
・工場や道路からの騒音やにおい
・周辺の建物の影響で日当たりや風通しが悪い
・壁が薄い
フリーレント物件を選ぶ際は、価格だけで決めず、必ず内見を行って物件や周辺の状況を確認しましょう。
デメリット3.一定期間は住まないといけない
大家側の収益を出すために、フリーレント物件は「一定期間住むこと」が契約条件になっていることがほとんどです。
住まないといけない期間は「1年間」が一般的ですが、2年間や半年など物件によってさまざまです。
契約で決められた期間内に退去する場合は、短期解約違約金やフリーレント期間の家賃を支払いが発生します。
下記のような人は注意が必要です。
・長く住む予定でない
・急に転勤するかもしれない
フリーレント物件の注意点
フリーレント物件は、うっかりするとフリーレント期間分以上のお金を損する可能性があります。
ここでは、フリーレント物件を契約する際の注意点について、下記の3つをお伝えします。
・更新月に注意する
・短期契約違約金を確認する
・家賃以外の初期費用も確認する
注意点1.更新月に注意する
次回の更新月をよく確認しておきましょう。たとえば、下記のような場合・・・
・2月に契約した
・フリーレント期間は1ヶ月
・更新は2年後
この場合、契約の更新月は「2年後の2月」になります。
家賃を払い始めるのが3月なので、更新月が3月と勘違いしてしまう人が多いです。
退去の予定を3月にした場合、更新料の支払いが必要になり、余計な出費が発生することになるので注意が必要です。
注意点2.短期契約違約金について確認する
デメリットのところでも触れましたが、フリーレント物件は「一定期間住むこと」が契約の条件になっていることがほとんどです。
契約で定められた期間内に退去する場合、短期契約違約金の支払いが必要になります。
一般的には1年間で定められていることが多いですが、物件によっては2年間や半年などさまざまです。
下記のような人は、短期解約違約金について契約書をよく確認しておきましょう。
・長く住む予定でない
・急に転勤するかもしれない
注意点3.家賃以外の費用も確認する
フリーレント物件は、家賃が無料になりますが、家賃以外の下記のような費用まで無料になるわけではありません。
・共益費や管理費
・駐車場代
・賃貸の初期費用
フリーレントで無料になる家賃だけでなく、トータルで考えることが重要です。
↓初期費用の「内訳」や「相場」「安く抑える方法」はコチラ!
賃貸の初期費用を抑える方法
こちらでは「賃貸の初期費用を抑える方法」をお伝えします。
新生活をはじめるための費用を抑えるにはフリーレントにこだわらず、いろいろな方法を取ることが大事です。
お伝えする方法は下記のとおりです。
・交渉してフリーレント期間を付けてもらう
・敷金礼金なしの物件にする
・仲介手数料が半額か無料の物件にする
・不要なオプションを外す
それぞれ解説していきます。
交渉してフリーレント期間を付けてもらう
通常の賃貸物件でも、交渉によってフリーレント期間を付けてもらえる可能性があります。
「フリーレントは空室対策である」という大家側の事情も考慮して、下記の点に注意して交渉してみましょう。
・閑散期(4-8月)に交渉する
・人気ではない物件を選ぶ
・「すぐに契約したい」と大家側のメリットも示す
・高圧的な態度を取らない
敷金礼金なしの物件にする
最初から「敷金・礼金ナシ」になっている物件を選ぶことで、賃貸の初期費用を抑えられます。
ポータルサイトで「敷金なし」「礼金なし」で絞り込み検索をしてみましょう。
フリーレント物件と同様に、敷金なしの物件は下記のようなデメリットが予想されるので注意が必要です。
・家賃が高く設定されている可能性がある
・人気のない物件である可能性がある
・短期間で退去すると違約金が発生する
仲介手数料が半額か無料の物件にする
はじめから仲介手数料が「半額」もしくは「無料」の物件を選ぶことで、賃貸の初期費用を抑えられます。
仲介手数料が「半額」や「無料」とアピールしている大手のポータルサイトや不動産会社で探せます。
フリーレント物件と同様に、人気がない物件である可能性があるので、かならず内見したうえで契約するか判断しましょう。
不要なオプションを外す
賃貸の初期費用には、下記のように外してもらえる項目もあります。
・クリーニング代
・室内の消毒にかかる費用
・鍵の交換費用
見積書を確認したら外せるか確認してみましょう。
物件によっては、契約の条件になっている場合もあります。
まとめ|トータルのコストを考えてフリーレントを活用しよう
最後にこの記事の要点をまとめると下記のとおりです。
〇フリーレントは一定期間の家賃が無料になる契約
〇フリーレントは大家側にもメリットがある
〇フリーレント物件のデメリット
・家賃が相場より高い可能性がある
・人気のない物件の可能性がある
・一定期間は住まないといけない
〇フリーレント物件の注意点
・更新月に注意する
・短期解約違約金について確認する
・家賃以外の費用も確認する
確かにお得なフリーレント物件ですが、余計なお金を払わないために注意すべき点もあります。
フリーレント物件にこだわらず、トータルの費用を計算して、お得に新生活をはじめましょう。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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